評価・フィードバック業務を大幅軽減

高知県立高知国際高等学校

諏訪先生、國澤先生、横田先生

インフォグラフィックはAIによるサマリのため、
詳細は下記の内容をお読みください。

導入前の課題や導入背景を教えてください

諏訪先生(情報科): 「きっかけは、たまたまファックスを一枚いただいたことですね。本校はとにかくレポート課題が多いんですよ。先生方の添削にかかる時間や負担を考えると、今後こういうツールが必要になるだろうと。これまでは、レポートの評価を全部手作業でやっていたんですが、例えば私の情報の授業だと、1つのレポートに4つの観点があって、さらに細分化すると16個ぐらいのチェック項目があるんです。それを生徒一人ひとり見ていくと、1クラス分だけで一週間ぐらい、放課後の時間を合わせて10時間ぐらいはかかっていましたね。」

横田先生(国語科): 「国語科でも、特に国際バカロレア(IB)の『ディプロマプログラム』の課題となると、生徒1人あたり20分から30分はかかります。生徒が15人ほどいるので、それなりの時間になりますね。教員の人数と生徒数を考えると、なかなか業務時間が割けないというのが実情でした。」

國澤先生(社会科): 「中学校の社会科でも、1学年80人分のレポートを教員3名で見るんですが、一人あたり10分から20分はかかっていました。それに、複数の教員で見ると評価のすり合わせも必要になるので、その時間が取りづらいという課題もありました。」

活用している教科、シーンを教えてください

諏訪先生(情報科): 「情報の授業のレポート課題で活用しました。自分の評価とAI-Bouの評価でどんな整合性が取れるかを試したくて。実際に出てきた改善点や評価を、生徒へのフィードバックとして返しました。」

横田先生(国語科): 「国語科では、国際バカロレア(IB)の成果物の評価に使いました。バカロレアが出している『ルーブリック(評価規準)』に基づいて、どれぐらいの評価が出るかを出してみました。 その結果、最終的な評価を出す前の『形成的評価』、つまり生徒がレポートをブラッシュアップするためのフィードバックとして使うのが一番良いのではないかと考えています。」

國澤先生(社会科): 「中学校の社会科で、1年生から3年生までのレポート課題に使用しました。今回は特に2年生と3年生で試しています。教員が評価をつける際の『目安』として採用しました。」

導入効果を教えて下さい

諏訪先生(情報科): 「時間的には、もう本当に『3分の1』ぐらいになったイメージですね。これまで手書きで細かく添削して、それをまたパソコンに入力して……とやっていた手間がなくなりました。全部デジタルで出てくるので、生徒へのフィードバックもだいぶ楽になります。」

國澤先生(社会科): 「中学校社会科でも、時間は『半分』ぐらいになったんじゃないかなと思います。添削自体はすぐ終わりますし、その後の評価のすり合わせの時間も短縮できたと感じています。」

横田先生(国語科): 「軽微なミスのチェックなど、いちいち見ていかないといけない手間がだいぶ省けると感じています。形成的評価として生徒自身に使わせることで、教員の負担軽減と、生徒の課題のブラッシュアップの両方に効果的ではないかと考えています。」

出力結果について、感想を教えてください

諏訪先生(情報科): 「実際にやってみると、ほぼ自分の評価と近い状態で出てきたというのが一つですね。」

國澤先生(社会科): 「中3に関しては、我々教員がつけている数値と大体似たような数字が見られました。ただ中2に関しては、全体的に我々の感覚よりも厳しめの低い数字が出ましたね。特にトップ層の生徒の数字が思ったより伸びなかった。なので、AIの評価を目安にしつつ、プラス1〜2点調整して成績をつけました。このあたりは今後、AIに合わせるべきか、ルーブリックを調整すべきか、我々の見立てを調整すべきか検証が必要ですね。」

横田先生(国語科): 「バカロレア(IB)の公式評価よりも低くなることはあまりなくて、同じか、あるいは高く出るという結果でした。総括的評価としてそのまま使うのは難しい部分もありますが、生徒へのフィードバック機能としては非常に優れていると感じています。」

通常の生成AIとどこが違いますか?

横田先生(国語科): 「単に答えを出すのではなく、『形成的評価』として使える点が大きいです。最終評価の前に、AI-Bouからのフィードバックに基づいて生徒がレポートを修正し、より良いものを提出するためのツールとして機能します。」

諏訪先生(情報科): 「生徒には『AIを使って書いてはいけない』と言っていますが、自分の書いたものに対してAIが『こういう風に改善した方がいいよ』と評価・フィードバックしてくれる点には、生徒も非常に興味を持ってくれました。」

導入を検討されている学校様へ一言お願いします

諏訪先生(情報科): 「最初の一歩がなかなか踏み出せない学校様も多いと思いますが、本当に有効な手段の一つだなと思います。レポート課題が多くて時間が取られている学校さんには、時間の短縮効果はかなり大きいと思います。」

横田先生(国語科): 「日々の業務の中で、生徒一人ひとりに細やかな形成的評価(フィードバック)を行う時間を取るのは難しいですが、このシステムを使えば教員の負担を減らしつつ、生徒の学びを深めることができる。非常に有益なシステムだと思います。」

國澤先生(社会科): 「評価の『目安』として使えるのではないかという見解です。」

    作成日:

    2026年1月5日

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